医師人生を支えるゼネラリスト   ジーネット株式会社のブログ

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医療系人材紹介会社の歴史と現状を紐解く!?

 

皆さん、こんにちは。 

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

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2004年に臨床研修制度が一新し、

一部では大学医局制度の崩壊が始まったとも言われます。

 

若手医師を中心にして、

自分の進路をを自由に選ぶ風潮が広がり、

年々中堅からベテランのドクターにも

似たような兆候は広がりを見せています。

 

まだ旧態依然とした勢力にしがみついている人もいますが

早晩気づき、自主的にキャリアを築いていく事でしょう。

 

2008年にはリーマンショックが起こり、

医療系の人材紹介会社が急増しました。

 

それまで企業を中心に

事業を展開してきた人材紹介会社が、

リーマンショックでの業績悪化により

多くの企業が採用を凍結、

大規模なリストラを実施、

これでは企業相手に収益を上げる事ができなくなったのですね。

 

求人は激減、求職者は激増、

業務量は減るどころか増えているのに

マッチングは成立せずに売上は上がらない。

 

その時に、医師、看護師、薬剤師の世界では、

圧倒的な売り手市場で求人が有り余る程にありました。

 

求職者の売り先に悩んでいた紹介会社には

この構図は相当に眩しく見えたのでしょう。

なだれ込むように参入したのです。

 

医療業界でも前述の通り、

医師を始めとした医療従事者自身が

決められたレールを歩くのではなく

自らの働き方を考え、

キャリアビジョンを持って

職場を探すようになりつつあったのです。

 

医療業界側にも、

紹介会社側にも、

 

医療の中で紹介事業が利用される

背景があったと私は分析しています。

 

参入障壁の低い人材紹介業では、

そもそも新規参入も多いのですが、

上記のような流れの中で

医療系の紹介会社を起業する人も出てきました。

 

ところが所詮ド素人たちです。

イチ時期は毎年医療に200社参入して、

100社が去っていくとまで言われていたのです。

 

失敗要因は明確です。

買い手市場の紹介手法を

売り手市場である医療の世界でも

同じようにビジネス展開したのです。

 

ドーンと求人サイトを立ち上げ、

登録した医療従事者にスピーディーに求人を紹介し、

次から次に決めていくという手法です。

 

今まで医療の世界では、

専門の求人サイトは非常に少なかったので

目新しさから利用者が増えました。

 

しかしそもそも売り手市場の医療業界、

求人は多数ある訳ですから、

よく考えてみると

求人を求めて医療従事者が登録する価値がないんです。

 

自分で動いても決まるのに、

紹介会社に依頼しても

どこにでもある求人しか案内されない訳ですからね。

(最近では、非公開求人多数あります!と

嘘でも求人に価値を持たせようとしていますけど…)

 

しかも売り手市場で

求人側である医療機関

喉から手が出る程に医療従事者を採用したい訳です。

 

余程のミスマッチでない限り

面接に行けばほぼ内定が出ます。

 

つまりそもそも有り余る程に存在する求人を集め、

ほぼ内定が貰える面接に連れて行けば

医療系の人材紹介会社は売上が上がるのですね。

 

買い手市場では通用しない

楽なビジネスがここに登場した訳です。

 

問題は医師、看護師、薬剤師を

どう集めるか?であります。

集まりさえすれば売上が上がるのは間違いないのです。

 

買い手市場に慣れた紹介会社は、

求人を餌に集める手法しか知りません。

ですが、それでは中々集まらないのです。

これが撤退する会社が続出した理由です。

 

そこで医師の会員数が多いビックサイトが

紹介会社を相手にしてビジネスを仕掛けてきました。

皆さんよくご存じの会社ですね。

 

多くの紹介会社がここを利用していますが、

バカ高い料金の割には成果の乏しい

蟻地獄のような苦しみを味わっていますが、

それ以外に医療者を集める手段を持たないのですから

どうしようもありません。

 

他にはお金で釣るという手法が出てきました。

 

登録したら〇〇円をプレゼント!とか、

お仕事が決まったら●●円のお祝い金を進呈!などです。

 

しかしこれは厚生労働省や労働局が認めていない

狡賢い愚策でした。

 

結果的には職業安定法改正に繋がり、

紹介会社は自分の首を自分で絞めたのです。

 

売り手市場ですから、

どんなに悪どい手を使おうが、

バカ高いコストを支払おうが、

求職者である医療従事者さえ確保できれば

売上は上がるんです。

 

こうして提供するサービスは

劣化していったのです。

 

買い手市場では、

採用する求人側が

物凄い厳しい目線で人を選びます。

面接をしたって

そうそう決まるものではありません。

 

よって人材紹介会社は

いかにして優秀な求職者を集めるかに苦心しつつも、

求職者へのヒアリングを丁寧に行いますし、

キャリアアドバイスを必死に行いますし、

キャリアプランニングを一緒に熟慮しますし、

書類選考を通過するように履歴書、職務経歴書

記載方法も何度も何度も打合せして添削しますし、

面接の練習やアドバイスも行いますし、

面接後もお礼状を送ったりもしますし、

まあ非常に手間を掛けてサポートする訳です。

 

ですが売り手市場である医療では、

極論、求職者である医療従事者さえ確保すれば

何もしなくたって決まってしまうのです。

 

どんなにボンクラなコンサルでも

できてしまうビジネスモデルなんですね。

 

その結果として、

非常にミスマッチが多く、

早期退職に繋がったり、

クレームが発生したり…。

 

医療機関からの信頼は下がる一方で、

求職者である医療従事者にも

多大なる迷惑を掛けてきたのです。

 

それでも大概の紹介会社は全く悪びれる事なく、

今までと同じようなビジネスをしています。

 

しかし今後はもう通用しなくなっていくでしょう。

でもこれっぽっちも気付いていないのです。

最近では悪魔に魂を売ったような

非常に悪質な押し込み紹介すらするようになってます。

  

医療系の人材紹介業は、

医療機関と、医療従事者の感謝や支持を得なければ

立ち行かなくなると思います。

 

今までは本当の人材紹介のサービスレベルを

まだご存知でない医療従事者が多かったから

低レベルなサービスでも喜んでくれましたが、

その化けの皮もそろそろ剥がれてきました。

 

本当に真っ当なビジネスをしている

紹介会社を選ばないと、

自分のキャリアに傷が付いてしまうでしょう。

 

良くも悪くも医療業界においても

人材紹介業は定着しつつあります。

 

しかし本当に生き残るべき会社は少なく、

退場すべき会社が美辞麗句だらけの

中身のない嘘の宣伝広告を行って

のさばっているのも事実です。

 

選ぶのは、医療機関と医療従事者の皆さんです。

 

どうかご自分の未来の為、

医療業界全体の為に、

淘汰されるべき会社には鉄槌を下して下さい。

  

私どもは従来の紹介会社とはぶっとい一線を引き、

医療従事者の皆さんや医療機関の為に、

良質かつ有用なサービスを提供すべく精進し続けます。

 

それでは、また…。

 

 

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