医師人生を支えるゼネラリスト   ジーネット株式会社のブログ

医師にとって有益な情報を提供いたします。

患者が少なく責任を問われ減給を飲まざるを得ない雇われ院長…。

 

皆さん、こんにちは。

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

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雇われ院長という仕事自体は、

特に良くも悪くもないと思ってます。

 

勤務医を卒業したいが、

リスクを負って開業するまでには行かない。

そんな考えのドクターには向くかもしれませんしね。

 

ただその背景とルートをしっかり把握しておかないと

後々痛い目に合ってしまう事も少なくないようです。

 

以前、私のブログを読んで、

今の自分がまさにこの通りなんですと

慌ててお問合せしてきた先生もいらっしゃいます。

 

私の知る範囲で情報発信しますので

是非とも頭の片隅に入れて置いて頂き、

苦い思いをされないように気を付けて下さい。

 

雇われとはいえ院長に就任して数か月…。

当初は気合いを入れて臨んだものの

あれ?これでいいのかな?と不安に陥る…。

 

私が今まで耳にしたケースですと、

・ホームページすらない。

・近隣に強力な競合医院がある。

・宣伝広告、集患対策は一切行わない。

・本院と分院があまりにも近い。

・スタッフは全員本院から送り込まれて

 みな本院に戻る事を考えながら仕事をしている。

・スタッフは本院のスパイ?

・そもそも対象となる患者が少ない地域。

・クリニックの視認性があまりにも悪い。

・ビルの上層階。

・最寄りの調剤薬局が1kmも先。

 

このようなケースがありました。

まあ普通に考えて

患者が来院しない理由は明白です。

 

しかしこれらのケースの大半が、

「先生の診察が悪いんじゃないの?」とか、

「先生は院長に不向きじゃないか?」とか、

などと責任は院長に転化されてしまうんですね。

 

そして挙句の果てには…

「こんな状況じゃ先生の給料を下げさせてもらうよ」となり、

すべてが自分の責任じゃないだろ!と院長も憤慨し、

喧嘩別れしてしまう…よくあるパターンです。

 

オーナー側が狡賢いと

すでに後任の院長の目途が立ったので

こんな展開にする場合もありますし、

そうでない場合は慌てて後任探しを始めます。

 

もっと他にすべき事があると思いますけどね~。

でもこういうパターンって1件や2件じゃないです。

何十件とあるんですよ…。

 

弊社にも雇われ院長の求人は何件もありますし、

わりと頻繁に入ってきます。

 

しかし大手紹介会社ならいざ知らず、

よし、これならあの先生にご案内してみようと思う

求人内容のものは多くはありません。

 

もうテナント借りてしまったし、

内装工事も済ませてしまって、

スタッフも雇い入れてしまった…。

 

家賃を払い続けるのもバカらしいし、

早く医師を採用しなきゃ………って

そりゃ同情はしますけど

そんな経営者の元に大事な医師を紹介できないです。

 

前の院長がひどくてね、

ようやく辞めてくれたから

早く良い先生を後任として採用したいんだよね…って

こんなんもよくありますけど、

ひどいのは前院長ですかね?それともオーナーですか?

 

私には後者のケースの方が多いと思えますし、

そんなオーナーの元に大事な医師を紹介できません。

 

私の感覚ですと雇われ院長の求人で

心からおススメできるものは

1/10程度と考えています。

 

大事なのは年収とか、ポジションとか、権限とか、

役割とか、職掌範囲とか、そういうものではないですよ。

 

オーナーが誰で、何を考えていて、

このクリニックをどうしたいか?

実質的な経営者と院長がどれだけ気持ち良く握手できるか?

もうこれに尽きると思ってます。

 

このように雇われ院長の求人は

慎重には慎重を期した方が良いというのは

おわかりかと思います。

 

医局の先輩に頼まれたからとか、

同僚で元々仲の良いドクターが理事長だからとか、

大手企業がバックに付いているからとか、

すでにいくつものクリニックを成功させているからとか、

新築の物件だからとか、

ショッピングセンターが併設しているからとか、

駅前ロータリーに面しているからとか、

年収が今よりもかなり上がるからとか、

このような理由で思わず話しに乗ってしまって

後々後悔する医師が後を絶たないのです。

 

勤務医から開業医になるまでの勉強…という

お気持ちは充分にわかりますし、

開業医となって経営者になる自信はないけど

雇われ院長だったらできるかな…というのもわかるんですけど

そろそろ雇われ院長に就任するというのは

自分の手の届かない所で様々な事が決まってしまう…

相当に慎重にならねば…という事を周知したいです。

 

大手紹介会社や求人サイトなどでは

オーナーの事など全く意に介さずに

当直なしで1800万円!先生の自由に診察できます!って

謳うんですからね。

 

こういうのには

ホント騙されないで頂きたいと思います。

 

彼らは悪気はないですが(時々ある人もいますけど)、

まったく業界を知らないんです。

マッチング以外の事はできないんです。

ステマチックにマッチングする事以外できないんです。

そんな人を信用すると損をするのは先生です。

 

上手い話しが目の前に来たら、

とにかく慎重に、何度も何度も内情を聞いて

真に納得できないなら話しに乗ってはダメだと思います。

 

雇われ院長に就任するなら、

① オーナーのビジョン

② オーナーの資金力

③ 患者獲得に掛けられる時間

④ 契約書にてリスクマネジメント

⑤ 院長の権限

 

少なくともこの5点は望ましい形にならねば

ちょっと危ないかも…と考えた方が宜しいです。

 

最初は誰もが言うんです。

先生の好きなようにやっていいですよ…。

じっくり時間掛けて構いませんよ…。

本部が全面的にバックアップしますよ…。

 

でも数か月経つと…。

ホント気を付けて下さいね。

 

それでは、また…。

  

 

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