医師人生を支えるゼネラリスト   ジーネット株式会社のブログ

医師にとって有益な情報を提供いたします。

勤務医の労働環境改善を進めましょう!

 

皆さん、こんにちは。

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

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東京医大裏口入学から、

女子の合格者の抑制と

問題が大きくなりつつありますね。

 

ふと思い出したのですが、

日本医師会が2016年3月に出した

「勤務医の健康支援に関する検討委員会」の資料を

再度、読んでみました。

 

その中に

「勤務医の健康支援のための 15 のアクション」

というものがあり、

医師会主導で全国各地の病院が

医師の健康を守る為に

下記のような努力を促しております。

 

これが実に真っ当な主張なんですね。

 

ご紹介しますと…

 

1、勤務医負担軽減の責任者を選任して

  委員会等を設置している。

 

2、診療補助者(医療クラーク)を導入し、

  医師は診療に専念する。

 

3、当直の翌日は休日とする。

 

4、予定手術前の当直・オンコールを免除する

 

5、採血、静脈注射及び留置針による

  ルート確保を医師以外が実施する。

 

6、退院・転院調整について、

  地域連携室等が組織的に対応している。

 

7、医療事故や暴言・暴力等に

  施設として組織的に対応する。

 

8、医師の専門性確保とキャリア支援のため、

  学会や研修の機会を保証する。

 

9、快適な休憩室や当直室を確保する。

 

10、短時間雇用等の人事制度を導入して、

  就労形態を多様化する。

 

11、地域の医療施設と連携して外来縮小等を行い、

  特定の医師の過剰な労働負担を減らす。

 

12、大学や基幹病院の医局、医師会、自治体等の協力を得て、

  病院の医師確保支援を進める。

 

13、時間外・休日・深夜の手術・処置実施に応じて

  医師に手当を支給する。

 

14、女性医師が働き続けるために、

  柔軟な勤務制度、復帰のための研修を整備する。

 

15、社会保険労務士等の労務管理の外部専門家を活用する。

 

当ブログをご覧のドクターの皆様、

お勤めになっている医療機関さんの努力状況は

いかがなものでしょうか?

 

うちは全然ダメ…というご意見もあるかもしれませんね。

 

まあこの全てを完璧に…なんて難しいでしょうし、

6~7割は実現できている病院は

合格としなきゃいけないのではないかと予想します。

 

実際に実施状況にはバラツキがあるようで、

5、6、7、8、9は40~70%と実施率は高いものの

3、4、15は10%を割っているようです。

 

本当であれば、

3、4の当直翌日の休日や、

オペ前の当直やオンコールなどは

患者にとっても影響が大きそうなだけに

一刻も早く対応して頂きたいところですよね。

 

医師が増員されない限りはいかんともしがたい…という

病院側の事情も理解できるだけに

努力目標以上には中々ならないのだろうなとも思います。

 

おそらくどこの病院も、

できる範囲で…

少しずつ良くしようとはしているでしょう。

だけどそう簡単にはできない…。

きっと病院側も相当に悩ましい状況なのでしょう。

 

私が知る限りでは、

労働環境の比較的良い病院は

医師の在籍数が多いです。

 

逆に労働環境に不安がある病院は

医師の在籍数は少ないです。

 

また女医さんの在籍が多い病院は

やはり労働環境が良い傾向が強く、

よって男性医師の定着率も高そうです。

 

様々な病院を見てきて、

良くも悪くもこの傾向は確かだと思うのです。

 

鶏が先か、卵が先か…ではないですが、

労働環境の整備が先か、

医師の採用が先か…。

 

医師の在籍数が増えなければ、

病院経営が良くなりませんから、

労働環境の整備が進まないというのもわかりますが、

これではいつまでも経ってもイタチごっこですよね。

 

やっぱり苦しくても

まずは労働環境を整えて、

医師が来てくれるようにしなきゃ

何も始まらないと思います。

 

この1~2年の中で、

医療機関の経営破綻を何度も目にしました。

 

地域が医療機関を失う事になったり、

他の医療法人などが救済の形で

M&Aしたケースもありますね。

 

これを客観的に考えてみると、

破たんする医療機関

医師が採用できずに、

採用しても定着しない事がその要因にあると思います。

 

逆に破たんした病院を救済できる病院は、

医師を採用する事はできていて、

しかもそこそこ定着しているんですね。

 

紹介会社としては、

医療機関から依頼された求人を

ただ医師に案内するような仕事をしていてはいけません。

 

依頼を受けても、

その医療機関の経営状態を把握して、

そういった情報もプラスしてお伝えせねばなりません。

 

残念ながらここまで行っている紹介会社は

全体の10%にも満たないのでしょうが、

私どもはその10%にいる責任を今後も果たしてまいります。

 

東京医大の問題を契機にして、

勤務医の労働環境が改善する事を期待しますし、

微力ながら貢献してまいりたいと考えています

 

でも、あれなんですよね、

医局を飛び出した先生で

後悔をしているケースってほとんどないんですよね。

 

大学医局は最先端の医療、研究、研修と

なくてはならない存在だと思いますが、

臨床が好きな先生なら

大学以外の道も選択肢に入れても良い気がします。

 

それでは、また…。

 

 

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