医師人生を支えるゼネラリスト   ジーネット株式会社のブログ

医師にとって有益な情報を提供いたします。

金銭、金券を提供しての登録誘致を紹介会社はしてはなりません!

 

皆さん、こんにちは。

 

医師の転職・開業シーンを健全化したい

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

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以前にある医療系の紹介会社が

お友達紹介キャンペーンを実施していました。

 

お友達の医療者を紹介すると

そこそこの金券をプレゼントするようですので、

思わず乗ってしまう人もいるのかもしれません。

 

またそりゃ貰う方は嬉しいでしょうが、

これ…職業紹介のルールとしてはグレーどころか、

ルール違反と判断されかねません。

 

なぜなら厚生労働省の考え方としては、

転職とはあくまでも本人の意思で行うもの、

そして紹介会社への登録も

あくまでも本人の意思で行うものであるとされてます。

 

そこに紹介会社が過度な宣伝広告を行って、

今すぐ転職すべき!

転職して今より良い未来を手に入れよう!

登録すると〇〇円の金券プレゼント!など

こういう不適切な宣伝広告を行って

過度な登録誘致をする事は戒められているのです。

 

いわゆる「煽り」って奴ですね。

これでは本人の意思ではなくなるという事なのでしょう。

 

これでは転職の意思が固まっていない方や、

将来的には検討しようかなという方まで

乗せてしまう事にも繋がりかねません。

 

厚生労働大臣より事業許可を受けている紹介会社としては

決して行ってはならないでしょうし、

まして金銭を提供してまで登録させるとなると

これは明らかに適正な紹介行為とは言えません。

 

私たち人材紹介事業者の根拠法は職業安定法です。

 

この第3章に

「職業安定機関及び地方公共団体以外の者の行う職業紹介」

という項目があり、人材紹介事業について定められています。

 

ただ多くは許可要件であったり、

総論的なものが定められているだけであり、

敢えて言うなら…

 

(職業紹介事業者の責務)

第三十三条の五

職業紹介事業者は、当該事業の運営に当たつては、

職業安定機関との連携の下に、

その改善向上を図るために

必要な措置を講ずるように努めなければならない。

 

厚生労働大臣の指導等)
第三十三条の六
厚生労働大臣は、労働力の需要供給を調整するため
特に必要があるときは、厚生労働省令で定めるところにより、
職業紹介事業者に対し、職業紹介の範囲、時期、手段、件数
その他職業紹介を行う方法に関し
必要な指導、助言及び勧告をすることができる。
 
 
この辺りが関わってきます。
  

職業安定法には明確な運用法など書かれておらず、

他に民法の契約面は関わりがありますが、

これは求人側と求職者の契約締結を

サポートする位置づけです。

 

しかし法律に定められていない事は

何をやっても許されるか?と言えば

もちろんそういう訳にはまいりませんね。

 

人と人を仲介する存在として

高い倫理観と道徳感を持たねばならないでしょう。

 

一般社団法人日本人材紹介事業協会という団体の中に

医療系紹介協議会」という組織があります。

 

この中にはガイドラインが定められており、

 

・医療従事者の転職活動を濫りに助長するような、

 不適切な広告表現は行わない。

 

・ご紹介した医療従事者に対して、

 再転職を目的とした働きかけは行わない。

 

・求人者に対する適正な紹介行為を阻害するような、

 医療従事者への金銭の提供は行わない。

 

この3点を明示しています。

 

業界団体ですら、

不適切な宣伝広告、再転職、金銭の提供に関しては

行ってはならないと言っている訳です。

 

では冒頭のお友達紹介キャンペーンはどうでしょうか?

 

これは求職者向けのサービスと見せ掛けていますが、

決してそうではありません。

 

求職者を金銭で釣り、

無理に転職に誘っていると言えますし、

厚生労働省もそう考えているようです。

 

事実、転職に強い思いがあれば、

金銭の提供などなくとも登録しますもんね。

 

金銭の提供があって初めて登録しようと思う人に

登録をさせようとするのは、

適正な紹介行為の阻害ではないかと考えられます。

 

つまりこれは紹介会社都合なのですね。

自社の利益の追求なんですよね。

 

おそらく登録者の確保に困っているのでしょう…。

だからこういうキャンペーンを企画し、

お金で求職者を釣ろうとしている訳です。

  

しかし紹介会社としてのモラルという意味では

非常に問題がある行為だと思います。

 

登録者の確保が少ない

⇒業績が上がらない

⇒金銭を提供しての登録誘致

 

これって紹介会社としての

本来的なサービスに問題がある証拠と言えるでしょう。

 

医師の皆さまには、

こういった低レベルな紹介会社の利用は

避ける事をおススメします。

 

ちなみに私の知人が厚生労働省の管轄部署ならびに

労働局にお友達紹介キャンペーンで

金銭や金券を提供する事は問題ないか? と尋ねた事があります。

 

回答は両者ともに限りなく黒に近いグレー。

 

「YESとは言えません。

我々が知ったらNOと言わざるを得なくなります。

もしそういう企画をお考えなら中止して頂きたい」

 

このような回答を受けたそうです。

 

グレーならいいと考えるのか?

経営者のモラル、会社としての倫理観、

社員一同の道徳としてどうなのか?

 

弊社はこんなイベントは絶対にしません。

正々堂々とホワイトな経営をします。

 

残念ながら大手から中小まで

あちこちの会社が似たような事をしています。

 

今年から職業安定法がより厳格化され、

金銭の提供に関しても厳しく取り締まるようです。

 

真っ当な事業者が残る業界であって欲しいです…。

  

それでは、また…。

 

 

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